「むろかつんトコ」

千葉ロッテマリーンズとヴァンフォーレ甲府を応援しています。それと時事ネタなども。タイトル変更しました。

これは横綱・日馬富士、引退せざるを得ないかもしれないね…。

【スポンサーリンク】

Sumo

横綱・日馬富士 きょうから休場 貴ノ岩に暴行疑い 協会が調査 | NHKニュース

今朝方、出かける前に書いた記事の話の続きになりますが…

大相撲の横綱・日馬富士に平幕の貴ノ岩を暴行した疑いがあることがわかり、日本相撲協会が事実関係の把握を急いでいます。日馬富士は、九州場所3日目の14日から休場することになりました。
貴ノ岩は、九州場所を初日から休場し13日、相撲協会に頭の骨を折るなどのけがで2週間の治療が必要という診断書を提出しました。

このけがについて、相撲協会の複数の関係者が「秋巡業中の先月26日に行われたモンゴル出身力士の親睦会で、日馬富士がビール瓶で貴ノ岩を殴った」と話していることがわかりました。

日本相撲協会は八角理事長など幹部が九州場所が行われている福岡国際センターに集まって対応を協議し、貴ノ岩の師匠の貴乃花親方などから、直接、事情を聞くなど事実関係の把握を急いでいます。

日馬富士は、福岡県太宰府市の伊勢ヶ濱部屋の宿舎で稽古を行い、14日の相撲に備えていましたが、急きょ、休場することになりました。

日馬富士は稽古のあと報道陣の取材に応じ、「貴ノ岩のケガについては貴乃花親方、貴乃花部屋後援会の関係者、相撲協会などに大変迷惑をかけたことを深くおわび申し上げます」と述べ謝罪しました。
このあと日馬富士は、師匠の伊勢ヶ濱親方とともに貴乃花部屋に向かいました。

日本相撲協会は、引き続き関係する力士や親方から事情を聞いて、今後の対応を協議することにしています。
日本相撲協会は貴ノ岩の師匠の貴乃花親方などから直接、事情を聞き事実関係の把握を進めています。

 というか、もっとぶっちゃけた事を言わせてもらえば、

「休場」だけで済むと思ってんのか?

ってことですわ。

貴ノ岩だって休場で番付降下するわけだから…。

というのは、現在の大相撲では「公傷による休場」、すなわち「相撲の本場所中に怪我をした力士」は、その場所を休んでも番付は下がらないという制度が今はないので、貴ノ岩は今場所丸々休むと、実質0勝15敗の扱いで番付が一気に下がる、ということになるわけですね。

以前はこの公傷制度があったんですが、一時期、あまりにも安易に休場する力士、しかも大関でカド番で陥落するようなポジションに居た力士が「悪用」して時の北の湖理事長の鶴の一声で廃止になった、という経緯がありました。

で、このパターンで行くと、日馬富士は横綱なので仮に休場しても番付は下がらず(ただし翌場所以降に下手な成績を取るとすぐに引退が取りざたされることにはなりますが)、「被害者」の貴ノ岩だけが前頭8枚目から一気に翌場所は幕内の最下位、下手すると十両まで下がる、という結果になるわけですね。

「おいそりゃねえだろう」って当然思いますわな、貴ノ岩陣営、すなわち貴乃花部屋の親方や部屋衆、一門の皆さんは。

貴ノ岩はたぶん師匠譲りのガチンコ力士だと。

で、記事には続きがありまして、

日馬富士は貴乃花親方と話せず

横綱・日馬富士と師匠の伊勢ヶ濱親方は午前11時50分ごろ、福岡県田川市の貴乃花部屋を訪れました。

しかし、2人が到着したとき、貴乃花親方は部屋の前に止めていた車に乗り込んで出発しようとしていたところで、伊勢ヶ濱親方が車を呼び止めようと右腕を上げましたが、貴乃花親方が乗った車は止まらずにそのまま出発しました。

日馬富士と伊勢ヶ濱親方は、その後、報道陣の問いかけには応じず、車に乗り込んでいきました。

横審委員長「厳しい処置求める」

大相撲の横綱審議委員会の北村正任委員長はNHKの取材に対し、「全力士の模範となる高い品格を持つはずの横綱が暴力沙汰を起こしたのであれば、大相撲全体に対する評価にも大きく影響する。協会の厳しい処置を求めることになるだろう」というコメントを出しました。

 ちなみに日馬富士の師匠である伊勢ケ浜親方も、昭和末期・平成初期に横綱として活躍した旭富士という力士でした。その旭富士とほぼ入れ替わりの形で台頭してきて数年後に横綱に昇進したのが、貴乃花親方だったわけですが…。

モンゴル出身力士に「世代間闘争」 ガチンコ取り組みに注目│NEWSポストセブン

少し前にこんな記事が。

いま、大相撲で面白いのが幕内に10人いる「モンゴル出身力士」同士の一番だ。初場所では貴ノ岩(前頭2)が白鵬(横綱)に、荒鷲(前頭4)が鶴竜(横綱)と白鵬、玉鷲(関脇)が鶴竜に土をつけ、“モンゴル下克上時代”の到来を印象づけた。

「かつては同郷の深い絆のあったモンゴル勢ですが、白鵬が個人記録を優先して面倒を見なくなり、関係に変化が見られる。毎年5月に東京・練馬区で行なわれる『モンゴル祭り(ハワリンバヤル)』に集結するような姿もあまり見られません。むしろ番付下位の若手モンゴル勢はガチンコの傾向が強い」(協会関係者)

 その筆頭が、ガチンコ部屋・貴乃花部屋の貴ノ岩だろう。

「貴ノ岩、逸ノ城(前頭7)と同じ鳥取城北高OBの照ノ富士(大関)ももともと貴乃花グループだったが、照ノ富士は伊勢ケ濱部屋に転籍して同部屋の日馬富士(横綱)に近くなった」(同前)といい、同郷かつ同窓の対戦が見ものだ。

日馬富士が貴ノ岩のどこに日頃から気に食わなくて、酒宴の場で暴行を加える「きっかけ」になったのかはさだかではない…んですが、この記事に多少の信憑性を見るとしたら、「貴ノ岩は師匠譲りのガチンコ」であり、そこが気に食わなかったのかな…とも。

もともとあの貴乃花親方の師匠で父親である、つまりは昭和の名大関だった貴ノ花(藤島親方→二子山親方)も大の八百長嫌いのガチンコ力士で、その貴ノ花の師匠にあたり実兄でもある元横綱・初代若乃花(貴ノ花の前の二子山親方)もガチンコ派で、要は若乃花が育てた弟子の一門はほとんどがガチンコ派なんですね。

逆に言えば貴乃花は生涯ガチンコを貫いたがゆえに力士晩年の頃はあれだけの大怪我を負うことになったわけで…。

実は意外に「世代間抗争」かもしれないね…。

その初代・若乃花の二子山親方が育てた弟子が親方になった部屋のひとつに、先年亡くなった元横綱・隆の里…の鳴戸親方の鳴戸部屋というのがありまして、そこで育ったのが、今は田子ノ浦部屋となっている相撲部屋の横綱・稀勢の里だったりします(隆の里が亡くなった後に後を継いだ親方におかみさんが年寄名跡を売ってくれずに鳴戸部屋の名前を継がせてくれなかったのが原因だそうです)。

この力士師弟も角界屈指のガチンコ力士で、生前、鳴戸親方は若かったのに10代で関取まで昇進していた稀勢の里に「情が移るし、八百長の温床になるから他の力士とはあまり仲良くなるな」と言い聞かせ、一時期は本場所前の出稽古にも出さなかった、という徹底ぶりでした。

あまりに出稽古に出さないので、他の一門の親方(それこそ横綱を張ったような元力士の…)が「稀勢の里は稽古を出さないと強くなれないよ」と批判しても、鳴戸親方はなかなか首を縦に振らなかったという逸話もあったぐらいでした。で、最終的には鳴戸親方は周りに説得されて稀勢の里を渋々出稽古に出すようになり、鳴戸親方が亡くなった後に大関に昇進した稀勢の里は、更に少しずつ他の部屋にも行く頻度を上げるようになったそうですが…。

まあそんぐらい、「馴れ合いを嫌う」家風、というか流儀というものがそこの一門によっては存在している・していた、という話もあったりしますし。

なので、あくまでも想像の範囲は出ないんですが、日馬富士から見て貴ノ岩が「生意気に」見えた可能性はあるんですよね。「先輩を先輩とも思ってない」とか、もしくは人を介して八百長みたいなのを持ちかけたら「いえ、うちは親方の方針もあって…」って、けんもほろろに断られた、とか(まさに兄弟子弟弟子の封建的な空気が残ってればor日馬富士の一門にそういうのが残ってれば「なんだこのヤロウ」って思うことだって特段不思議ではないでしょう。「横綱の俺の酒が飲めねえのか」「いえ、親方から止められてますので」みたいなとこから喧嘩になることだって…)。

そういうのが溜まりに溜まってモンゴル人同士の飲み会で酒も入って、若き貴ノ岩の日頃の態度にカチンと来て…ってことかもしれませんしね。勿論ここは想像の域は出ませんけど。

ま、仮に今日、引退会見しても驚かないけどね。

おそらく予想するに日馬富士が「辞める」としたら、日本国籍を取って親方株を持った後に…だと思うので、今日いきなり引退会見ってのは「ない」とは思うんですが、それでも仮に「もう角界に未練はないっす」「朝青龍関のようにモンゴルに帰ります」と今日、引退会見しても私は驚かないでしょうね。

というかこれ、もしお咎めなしだったら…あまりにもかわいそうですよ、

かつての北尾→横綱・双羽黒が。

あの昭和末期の頃に千代の富士と双璧をなしていた双羽黒だって、親方やおかみさんと揉めて喧嘩して辞めたって話がありますけど(近年、立浪部屋のアドバイザーとして角界とのご縁が戻ってきたそうですが)、日馬富士が力士仲間をボコって大怪我させて休場に追い込んだのがお咎めなしだったら、それこそ部屋の内輪もめで喧嘩して辞めさられた双羽黒はどうなんの?って感じですしね。

しかもこれが親方同士の話し合いになったとしたら、俺がもし貴ノ花だったら伊勢ケ浜にこういうと思いますよ?「短命横綱だったあんたに何がわかるんだ?」ってね。

※ただ旭富士が短命横綱になってしまったのは実は「優勝経験がなくて横綱になった」双羽黒の引退トラブルがきっかけで、「2場所連続優勝かそれに準ずる成績」という横綱昇進条件が厳格になってしまった後の横綱昇進第1号が当の旭富士だったという因縁もあるわけで…。

ま、個人的には朝青龍は度重なるトラブルの末に、最後は一般人に手を出して暴行したかどで現役引退させられましたし、あれと同じようなペナルティが与えられないとまずいんじゃないんすかね?だって番付降下がない「横綱」なんですから。もしかしたら八角親方も巻き添えになって引責辞任するレベルの不祥事だと思うんだけどなあ。

 

まあ鶴竜も休みがちで本当にいつ引退するかわかんない、稀勢の里は横綱になりたてで怪我明けでベストではないって意味では、「大横綱」白鵬にかかるプレッシャーはとんでもないものになりそうでそれはそれで気の毒なんだけどね…。

横綱 (講談社文庫)

横綱 (講談社文庫)

 
なぜ、日本人は横綱になれないのか (WAC BUNKO 218)

なぜ、日本人は横綱になれないのか (WAC BUNKO 218)